牛乳でできる口臭の予防・対策! でも…牛乳を飲み過ぎると口が臭くなる?

牛乳 口臭

「牛乳で口臭が予防できるって本当?」
「牛乳を飲むと口臭が気になる…牛乳って口臭の原因にもなるの?」

子供のころには給食で毎日飲んでいた牛乳。
大人になってからも、毎朝牛乳を飲んだり寝る前にホットミルクを飲んだりと、身近な飲み物ですよね。

そんな牛乳。実は、ニンニクやキムチ、焼肉などの口臭を予防する効果もあるんです。

美味しく飲めて口臭も消えるのであれば一石二鳥。
とても万能な飲み物のように感じますが…残念なことに、牛乳は飲み過ぎると口臭を引き起こす原因にもなってしまいます。

口臭を抑えることもできるのに、口が臭くなる原因にもなる。一体どういうことなのでしょうか。

・牛乳を飲むと口臭が消えるの?
・口臭対策として効果的な牛乳の飲み方って?
・牛乳で口臭がキツくなることも?

おいしく牛乳を飲むために、牛乳と口臭の関係や、口臭を消す牛乳の飲み方などをまとめました。

牛乳は口臭対策になるの?

牛乳 口臭 対策

「牛乳で口臭が消える」という話、本当ならすごくありがたいですよね。

料理をするとき「魚やお肉を牛乳に漬けておくと生臭さが消える」なんていう裏技もあるくらい、牛乳には臭いを吸収する力があるんです。

牛乳は臭いを吸収することが知られ、魚介類、レバー、鶏肉料理(特にムニエル、バター焼き)などでは牛乳に肉を数十分浸すことによって生臭みが少なくなる。この脱臭機構はよくわかっていないが、乳脂肪と乳タンパク質の両者が関与しているものと考えられている。

引用:「牛乳・乳製品の知識」野口洋介(幸書房)P.178

魚やお肉の臭い消しに有効な牛乳。これは、乳脂肪と乳タンパク質の働きが関係していると考えられています。

牛乳には『βラクトグロブリン』『αラクトアルブミン』などのタンパク質が含まれているのですが、このたんぱく質こそ、牛乳が口臭を防いでくれる理由なんです。

牛乳で予防できる口臭

牛乳に豊富に含まれているたんぱく質。
実はこのたんぱく質には、ニンニクや玉ねぎを食べたあとの口臭を消す効果もあります。

ニンニクや玉ねぎには「アリシン」というニオイ成分が含まれているのですが、牛乳を飲むと、このニオイ成分の働きを弱めることができちゃいます。

<牛乳が口臭予防につながる理由>

ニオイ成分のアリシンは、血液と一緒に体内を巡り肺に届くとキツイ口臭になってしまう厄介な成分ですが、「たんぱく質と結びつきやすい」という性質があります。

ニンニク料理と一緒に牛乳を飲むことで、牛乳に含まれるたんぱく質がアリシンを包み込み、体内で臭いが広がるのを防止。
その結果、口臭を防ぐことができるのです。

牛乳を飲むと、「たんぱく質と結びつきやすい」というアリシンの弱点をつくことが可能。
イヤな口臭の予防が期待できるというわけですね。

ニンニクや玉ねぎ以外でも、アリシンを含む食材なら牛乳を飲むことで口臭の予防ができます。
アリシンを含む野菜は、ほかにどんなものがあるのでしょうか。

アリシンを多く含む食材って?

にんにく 口臭 牛乳
アリシンは、ユリ科の野菜に多く含まれています。

<アリシンを多く含む食べ物>

・にんにく
・にら
・玉ねぎ
・長ねぎ
・らっきょう

これらの食材を使う料理(餃子やキムチなど)は、牛乳を飲むことで口臭の予防が期待できます。

また、多くの人が食後の口臭に悩む焼肉にも、牛乳が効果的。
焼肉のタレには大量のにんにくが使われていて、これが口臭を引き起こす要因のひとつ。
つまり、焼肉による口臭も牛乳を飲むと予防ができるんです。

牛乳を飲むタイミングはいつがいいの?

牛乳 口臭 予防

牛乳が口臭予防として効果を発揮するためには、どのタイミングで飲めばいいのでしょうか。

基本的にはどのタイミングで飲んでもいいのですが、飲み忘れを防ぐためにも、食事の前に飲んでおくのがオススメです。

また、食後のあとに牛乳を飲む場合は注意したい点がひとつ。
それは、「食後1時間以内に飲む」ということです。

<牛乳を食後に飲む場合の注意点>

食事のあとに牛乳を飲む場合には、食後1時間以内に飲まないと口臭予防の効果がなくなってしまいます。

食後、ある程度の時間がたつと、ニンニクなどの野菜は消化されてニオイ成分が全身に回っていきます。
消化されてニオイ成分が血液に溶けだす前に、牛乳を飲む必要があるのです。

ちなみに、飲む量はコップ1杯でOK。
これで、口臭対策はバッチリです!

牛乳は、ハーブミルクティーで飲むのもオススメ

牛乳 口臭 消える

口臭予防として牛乳を飲むときは、ひと手間加えてハーブミルクティーにしてみるのもいいでしょう。

おいしいミルクハーブティーの入れ方

<分量の目安> 牛乳…200ml ドライハーブ…ティースプーン1/2杯

1.鍋に牛乳とハーブを入れて火にかける。
2.弱火で加熱して、煮出して沸騰する直前に火を止める。
3.フタをして1~2分蒸らす。
4.茶こしでこしながら、あたためたカップに注ぎ、ハーブを浮かべる。

引用元:一般財団法人 Jミルク「牛乳と健康」

ハーブミルクティーとして飲めば、ハーブの香りによるリラックス効果も期待できます。
使うハーブはなんでもいいのですが、カルダモンやシナモン、クローブなどが、味の相性がよくオススメです。

牛乳では予防できない口臭

牛乳 口臭 抑える

牛乳を飲むと口臭を予防できるのは、牛乳に含まれるたんぱく質が、食材に含まれるニオイ成分を包み込み臭いが広がるのを防いでくれるから。

つまり、食材に含まれる臭い成分が原因ではない口臭は、牛乳では消すことができません。

<牛乳を飲んでも改善できない口臭>

・歯周病やむし歯、ドライマウスなど、口の中の病気が原因の口臭
・胃や腸の不調による口臭

この2つについても、簡単に見てみましょう。

口の中の病気が原因の口臭

牛乳 口臭 原因

歯周病、むし歯、ドライマウスなど、口の中の病気やトラブルが原因の口臭は、牛乳を飲んでも防ぐことはできません。

進行した歯周病では深い歯周ポケットが形成される結果、嫌気性菌(けんきせいきん)が増殖するようになります。また、この症状が進行すると出血傾向となり、歯肉溝液中のたんぱく質等の栄養成分が嫌気性菌により分解され、各種の口臭成分を生産することになります。

また、虫歯が進行すると深い穴となります。これを齲窩(うか)といいます。その内部では、当然のごとく嫌気性菌が増殖し、たんぱく質などを分解するため悪臭成分を発生するようになります。

引用:「もう、口臭で悩まない!」本田俊一(アーク出版)P.66

嫌気性菌と呼ばれる菌が、歯周病で深くなった歯周ポケットやむし歯によって空いた穴の中で増殖すると、臭いの原因となる成分が発生してしまいます。

牛乳を飲んでも口臭が気になっている場合は、歯周病やむし歯が原因の可能性も。
一度歯医者で口の中をチェックしてもらうのもいいかもしれません。

胃や腸が悪くて起こる口臭

胃や腸の不調による口臭も、牛乳では防げません。

胃や腸の調子が悪いと、消化不良を起こして胃の中で食べ物が異常発酵したり、腸内で毒素が無毒化されずニオイ成分が体内に流れ出したりすることがあります。

このような口臭の場合は、牛乳を飲むのではなく胃や腸を健康な状態に戻してあげましょう。
栄養バランスのいい食事をとる、お酒は控えるなど、生活習慣を見直してみて。

牛乳で口が臭くなることも

牛乳 口臭 臭くなる

牛乳を飲むと口臭の予防になりますが、その一方で「牛乳を飲むと口臭が気になる…」ということも。

牛乳には窒素化合物が含まれていて、これが舌の表面に付着すると口臭になります。
牛乳を飲んだあと、舌が白っぽくなりますよね。あれは、牛乳の成分が舌に付着している状態。

このような牛乳の成分が舌に付着することで起こる口臭は、舌についた牛乳の成分を落とせば消すことができるんです。

牛乳による口臭は、舌のお掃除で防ぐ!

牛乳が口臭につながるのは、牛乳の成分が舌の表面に付着するのが原因です。
牛乳を飲んだあとは、舌についた成分をきれいに落としましょう。

舌のお掃除には、薬局などで売っているタンズスクレーパー(舌クリーナー)がおすすめ。
300~500円と、歯ブラシと同じような値段で売られています。
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画像引用元:https://www.kobayashi.co.jp/seihin/bc_sc/index.html
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間違えても、舌を歯ブラシなどで強くこすってはいけません。味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる器官が傷つき、味覚障害になる恐れがあります。

舌クリーナーが無くてもできる、タオルを使った方法も紹介します。

<タオルでできる舌みがき>

用意するものはタオルだけ。タオルは、目の粗い安物でOK。
洗面所などで、鏡を見ながら行いましょう。

1.タオルを人差し指に巻きつけます。
2.「あっかんべー」のように舌を出し、空いている手で舌の先をつまんで固定します。
3.タオルを巻いた指で、3~4回、舌の奥から往復するように軽くこすります。

気を付けるポイントは、強くこすらないことと、清潔なタオルを使うこと。
「わざわざ専用の舌クリーナーを買うのもなぁ…」という場合には、この方法を試してみては?

牛乳の飲み過ぎも口臭につながる可能性が!

牛乳 口臭 飲み過ぎ

牛乳による口臭は、飲んだあとで舌をきれいにすれば消すことができますが、牛乳を飲み過ぎると体の中でニオイ物質が生成されてしまう可能性もあるので注意が必要です。

高温で殺菌した牛乳が広く出まわっていますが、高熱により脂質は酸化し、たんぱく質は変質しているため、腸内で毒素化しやすい状態になっています。
ですから牛乳をたくさん飲み過ぎると腸内腐敗が起こり、ニオイの原因物質を作り出してしまうことになるのです。

引用:「からだのニオイは食事で消す」岡部賢二(河出書房新社)P.32

牛乳を飲み過ぎると、腸内で腐敗し毒素が充満。口臭の原因になるニオイ物質となってしまいます。

牛乳の量はどのくらいに抑えるのがベスト?

では、牛乳を飲む量はどの程度に抑えるのが理想なのでしょうか。

現在の日本では牛乳の摂取上限量は特に定められていないのですが、農林水産省の「食事バランスガイド」によると、一日に必要な牛乳や乳製品の摂取量について、牛乳なら「コップ1杯」が目安だそうです。

つまり、「毎朝コップ1杯の牛乳を飲む」程度であれば、特に問題はないんですね。

ただし、これはあくまでも「健康面」での摂取量の話。
口臭が気になるようであれば、牛乳を飲む量や頻度は抑えるようにしましょう。

牛乳をうまく飲んで、口臭対策を!

牛乳 口臭 効果

牛乳でできる口臭の予防方法や、牛乳を飲んだあとの口臭の対策について見てきました。

■牛乳が口臭を予防する仕組み
・牛乳に含まれるたんぱく質が、ニオイ成分を包み込んでくれるから

■牛乳で予防できる口臭
・にんにく、ニラ、玉ねぎ、長ねぎ、らっきょうなどの野菜による口臭

■牛乳で予防できない口臭
・虫歯や歯周病、ドライマウスなどの口の中の病気による口臭
・胃や腸の不調が原因の口臭

■牛乳を飲んだあとの口臭を防ぐために
・舌クリーナーで舌についた牛乳の成分を落とす
・口臭が気になる場合は、牛乳を飲む量を控えめに

牛乳は、ニンニクなどの厄介な口臭を防いでくれる一方、飲んだあとのケアを怠ると口臭を招く原因にも。

舌クリーナーは高価なものではないので、一本買っておくのもいいでしょう。
口臭ケアを取りつつ、上手に牛乳を飲みましょう!

執筆ライター

執筆ライター:美香

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