わきがのチェック方法って? 自覚が難しいワキガのセルフチェック

わきが チェック
「わきがかどうか、チェックする方法は?」

『スメハラ(スメルハラスメント)』や『香害』なんて言葉も出てきている昨今。体臭ケアはマナーのひとつにもなってきていますが、ワキガは「周りは気づいているのに本人が自覚できていない」ということもある、厄介なもの。

自分で自分のワキガに気づかないと、対策すらできませんよね。
「もしかしてワキガかも……」と思った場合、どのように判断すればいいのでしょうか。

●どうしてワキガは自覚するのが難しいの?
●わきがのセルフチェック、方法は?
●わきがレベル(軽度~重度)はどうやってチェックするの?

「自分のワキガが自覚できない」というのは、職場や学校など、集団生活を送るうえではちょっと怖いですね。

自分はワキガかどうか、また、ワキガだとしたらどの程度のレベルなのか、簡単にできるチェック方法を見ていきましょう。

ワキガは自覚が難しい?

ワキガ 自覚
わきがチェックの前に、まずは「どうしてワキガは自覚が難しいのか」について確認しておきましょう。

独特な臭いを放つワキガ。自分でわかることができれば、そもそもワキガかどうかをセルフチェックする必要はないですよね。

周囲が気づくほどの臭いなら当然本人もわかるはず……かと思いきや、実は「本人はワキガだと自覚していない」というケースは少なくありません。

これは、嗅覚がほかの感覚(聴覚や味覚など)と比べて「順応しやすい」「慣れやすい」という性質を持っているため、自分のワキガの臭いに鼻が慣れてしまうからだと考えられています。

“嗅覚は順応しやすい”ということは「慣れてくる」ということであり、言葉をかえれば「嗅覚は疲労しやすい」ということです。

どんなに快いニオイであっても、不快なニオイであっても、そのニオイを長時間かいでいると、まったくといってよいほど、そのニオイを感じなくなってしまいます。(中略)

ギョウザを食べた時など、周囲の人には強烈なニンニク臭がするものですが、本人は何もにおわない。これも、嗅覚の疲労(順応)によるものです。

引用:五味常明『デオドラント革命』(ハート出版,2004)pp.35-36

嗅覚が持つ「順応しやすい」「慣れやすい」という性質。これによりワキガの臭いに慣れてしまい、「ワキガだと気づかない」「脇の匂いが自分でわからない」ということになってしまうんです。

わきがレベルをセルフチェック!

ワキガ セルフ チェック
では、自分がワキガかどうかは、どのような点をチェックすればわかるのでしょうか。
病院に行かなくてもできるセルフチェックの方法を見てみましょう。

<ワキガのセルフチェック>

 耳垢(あか)が柔らかく湿っている
 服の脇の下の部分に、黄色いシミがつく
 親がワキガ体質である
 脇汗の量が多い
(女性の場合)わき毛が多く、濃くて太い
(男性の場合)わき毛が多く、薄くて柔らかい

すべてに当てはまる人は、重度のワキガ体質である可能性が大。
チェックポイントのうち、1~2つだけ欠けているという場合には中度のワキガ、それ以下の場合には軽度のワキガであると考えられます。

わきがレベル<重度>
→同じ空間にいる人にはまず気づかれる。本人にも自覚があることが多い。

わきがレベル<中度>
→運動などをして汗をかくとワキガ臭が強くなるが、普段は他人に気づかれるほど強くない。

わきがレベル<軽度>
→人に気づかれるほど強いワキガ臭ではないが、「普通の汗の臭いと違う」とは感じられる。

このチェックはあくまで目安なので、中には「2~3個しか当てはまらないのに強いワキガ臭がする」という人もいますが、基本的には当てはまる数が多ければ多いほど、重度のワキガ体質だと考えていいでしょう。

チェック項目のうち、特に重要なのが耳垢の状態。耳垢が柔らかく湿っている場合には、ほかの条件に当てはまっていなくてもワキガ体質である可能性が高いです。

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セルフチェックでは問題ナシ…なのにワキガ臭が?

ワキガ 自分 わかる
「チェックリストにはひとつも当てはまらない……だけどワキガが気になる」
このような場合には、「自己臭恐怖症」の可能性があります。

自己臭恐怖症とは、実際には強い体臭はないのに、自分には体臭があると思い込んでしまう神経症の一種。

「人から臭うと言われたことがある」「電車で座ったときに、周りの人が席を立った」などの経験が原因で、自分はワキガなのではないかと思い込んでしまうのです。

自己臭恐怖は、妄想や思い込みによる体臭の悩みや対人恐怖を意味します。妄想ではなく実際に体臭が強い人がそれについて悩むことは、自己臭恐怖とは呼びません。

引用:五味常明『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社,2011)p.24

ワキガは、人には言えないデリケートな悩み。
だからこそ、必要以上に「自分はワキガかも」と不安になってしまう人が少なくないのです。

自己臭恐怖症の治療は、精神科で受けることができます。
「精神科」と聞くと、少し怖くなってしまいますよね。ところが自己臭恐怖症は、うつ病の発症など社会生活に支障をきたすこともあるため放置は禁物。

セルフチェックリストにはほとんど当てはまらないのにワキガが気になるという場合は、一度病院を受診してみてくださいね。

自覚があってもなくても、まずはワキガチェックを

ワキガ 気づかない
自分では気づかない・わかりにくいワキガについて、簡単にできるセルフチェックの方法などを見てきました。

●嗅覚は順応しやすいため、本人はワキガを自覚できないことも
●わきがは、耳あかの湿り具合や、服の黄ばみなどでチェック
●自分はワキガだと思い込んでしまう「自己臭恐怖症」に注意

ニオイを自覚できる人もいれば、他人に言われるまで気づかない人もいるワキガ。

自分はワキガかどうか、また、ワキガレベルはどの程度なのかをきちんと自覚できれば、適切な処置や対策を行うことができます。

ワキガなどの臭いの悩みは、社会生活を送るうえではとても深刻なもの。
今回紹介したセルフチェック方法で、まずはワキガかどうかを確認してみてくださいね。