手汗を病院で治すには|皮膚科でOK? 病院で処方される薬は?

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「手汗を病院で治したい…受診するのは皮膚科でいいの?」

手汗の悩みを手っ取り早く解決するには、病院で診てもらうのもひとつの方法。
手汗で病院に行く場合、「なんとなく皮膚科」というイメージがありますが、実際は何科に行けばいいのでしょうか。また、病院ではどのような診察を受けられるのでしょうか。

●手汗を治すために病院に行くときは、何科を受診すればいいの?
●病院では、どのような診察が行われるの?
●病院でもらえる薬は? 塗り薬? 飲み薬?

手汗で病院に行くのは少し緊張するもの。病院のことを事前に知っておくだけでも、だいぶリラックスできますよ。
安心して手汗を治すために、知っておきたい病院事情をまとめました。

どのくらい手汗がヒドくなったら病院に行けばいいの?

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「手汗が常に出ているわけじゃない」
「人より少し多いぐらいで、したたり落ちるほどではない」
という場合、病院に行っていいのかどうか迷うところですよね。

手汗が少しでも気になるのなら、遠慮せずに病院へ行っても何の問題もありません。
もし「そこまでヒドくないのに病院に行っていいのかな…」と心配なら、まず手汗用のクリームや制汗剤を試してみるのもオススメです。

手汗クリームなどで症状が良くなったのならそのまま使い続ければOK。クリームなどでも手汗を治すことができなければ、病院に行き市販薬では効果がなかったことを伝えましょう。

クリームや制汗剤を選ぶときは「手汗専用」のものを

「市販のクリームや制汗剤も試してるけど効果がない」という場合、そのクリームなどが手汗専用のものか、一度見直してみましょう。

薬局などで販売されているものは、脇専用のアイテムが多いですよね。脇用のものは脇の汗・臭いに効く成分が含まれているため、手汗には効果が薄いことも。

手汗専用の商品は通販がほとんどで、店頭ではなかなか売られていません。手汗専用のアイテムを探しているなら、ネット販売を中心にチェックしてみて。

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手汗を治すのは皮膚科でいいの?

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手汗を治すために病院に行く場合、基本的に「まずは皮膚科」という考えでOK。

手汗の診察は、症状の重さをチェックしてもらうところから始まります。病院で手汗の状態を診てもらい、治療法を決めていくうちに「この方法で治すなら整形外科」「この方法で治すなら美容外科」と、何科を受診するのか自然に決まっていきます。

「どの方法で手汗を治していくのか」を決めるために、まずは皮膚科を受診しましょう。

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また、診察は1度で終わることはあまり無く、通院が必要になるケースがほとんど。自宅、職場、学校の近くなど、通院しやすい距離にある病院を選ぶというのもポイントです。

増えてきている「手汗専用外来」

ここ最近、手汗などの多汗症を専門に診察する病院が増えてきています。
「汗異常外来」「手掌多汗症外来」など呼び方は病院によって様々ですが、このような病院のほうがより専門的に手汗を診てもらえます。

何科に行くか迷ったら、近くに手汗専用の病院がないかも調べてみましょう。

精神科や心療内科も選択肢?

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手汗は、精神的なストレスや緊張も原因のひとつ。
そのため、心療内科や精神科など、病院で心の不安を取り除くという方法もあります。

緊張や興奮に伴う発汗は、誰にでも起きることであり、別に病気でもなんでもありません。しかし、「人前に出ると汗をかいたらどうしよう」「恥ずかしい思いをするのではないか」「止まらなくなったらどうしよう」「人に知れたらどうしよう」などの不安が絶えず心を占めてしまい、生活上や対人関係にまで支障をきたすようになってしまっては、これは異常というほかありません。

引用:五味常明『新・もう汗で悩まない』(ハート出版,2010)p.101

緊張、興奮、過度のストレス…これらが原因で手汗が出るのは多くの人が経験することであり、治す必要はありません。

しかし、「手汗が嫌で、外出したり人と会ったりすることすら怖くなってしまった」という場合には、その恐怖心を取り除くため心療内科の受診も選択肢に入れてみましょう。

「私は皮膚科に行けばいいの? 心療内科に行けばいいの?」と迷ったら

診療内科などで行われる心理療法は、長期間に及ぶ通院が必要になり、すぐに手汗がよくなることはあまりありません。

また、「心理療法は心のストレスを取り除くのに効果はあっても、手汗の改善に直接繋がるわけではない」と指摘する医師も。

「手汗を止める」ということを1番の目的にするならば、心療内科や精神科ではなく、皮膚科などに行ったほうが早いかもしれません。

病院ではどんな薬がもらえるの?

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病院で処方される手汗の薬はどんなものがあるのでしょうか。
ここでは、代表的な塗り薬と飲み薬を見ていきます。

<病院でもらえる主なお薬>

①塩化アルミニウム(塗り薬)
②抗コリン剤(飲み薬)

どちらも手汗を治すのに効果はありますが、少し副作用が気になるお薬です。
ひとつずつ、詳しく見てみましょう。

病院でもらえる手汗の薬①「塩化アルミニウム」(塗り薬)

手汗の塗り薬として多くの病院が扱っているのが「塩化アルミニウム」。手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めてくれるお薬です。

「塗り薬だと、いくら塗っても手汗で流れちゃうんじゃ…」と心配に思いますよね。
手汗で流れてしまうのを防ぐため、塩化アルミニウムは手汗が出にくい睡眠時の前に塗ります。

もし、布団に入ってから寝付くまでの間に手汗が出てしまうときは、手袋を着用してみましょう。手袋は、吸水性が高い綿素材のものがおすすめです。

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塩化アルミニウムは、炎症が起きやすいというデメリットがあります。
「手がかゆい」「手が荒れた」などの異常があった場合はすぐに使用をやめ、処方してもらった病院に相談しましょう。

病院でもらえる手汗の薬②「抗コリン剤」(飲み薬)

病院でもらえる手汗の飲み薬は「抗コリン剤」。抗コリン剤には「硫酸アトロピン」「プロパンザイン」などの種類があり、病院でもこれらの名前で処方されることが多いようです。

抗コリン剤は、発汗を促す「アセチルコリン」という伝達物質の働きを抑えるお薬。飲み薬なので人前でも気にせず飲めて便利なのですが、抗コリン剤には心配な副作用がいくつかあります。

抗コリン剤の副作用

・口が乾く
・便秘になる
・胃が痛くなる など…

病院によっては、抗コリン剤を常用薬にせず、「どうしても汗をかきたくないときにだけ飲む薬」として処方することもあるようです。
また、緑内障、高血圧などの場合は使用を制限されることも。

副作用がある薬だということを頭に入れ、医者と相談したうえで服用しましょう。

ピッタリな病院を見つけて、手汗の悩みを減らそう

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手汗の悩みはあまり人には知られたくないもの。「できるなら家でこっそり治したい」と思いますよね。
しかし、個人でできる手汗対策には限界があります。本格的に手汗を治すなら、病院の受診を考えましょう。

●何科を受診するか迷ったら、まずは皮膚科。
●手汗専用外来を設けている病院も。
●病院でもらえる薬は、塩化アルミニウムや抗コリン剤。

手汗の治療は、まだまだ一般的に普及しているわけではありません。
「一度病院に行ったけど、思うような診断をしてくれなかった」という場合は、その病院が手汗に詳しくなかったという可能性も。そんなときは、別の病院を探してみるのもいいでしょう。

病院はじっくり選び、自分が望むような手汗の治療を進めていきましょう。

執筆ライター

執筆ライター:美香

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