ワキガの診断は病院で!|病院の選び方は?皮膚科でも治療できる?

ワキガ 診断
「ワキガの診断・診察って、どこの病院に行けばいいの?」

ワキガを病院で診てもらおうと思ったとき、まず迷うのが病院選び。
「脇の皮膚からのニオイだから、皮膚科でいいのかな」とも思いますが……実際のところどうなのでしょう。

また、「どんなことに注意して病院を選べばいいのか」など、病院を選ぶ際のチェックポイントも気になりますね。

●ワキガ診察は皮膚科でOK? 病院選びのポイントは?
●ワキガかどうかの診断も病院でできる?
●病院では、どんなワキガ治療が受けられるの?

病院選びのポイントや、病院で行われる治療などについてまとめました。

病院を探す前に知っておきたいこと

ワキガ 病院
ワキガの病院を見つける前に、まずは診察のおおまかな流れを知っておきましょう。

基本的にワキガ診察は、「カウンセリング→治療→アフターケア」の順で進みます。それぞれの内容は病院ごとに異なるものの、大体次のようになっています。

1.カウンセリング

カウンセリングでは、「過去にかかった病気」「現在服用している薬」「妊娠の可能性」などの基本的な項目のほか、生活習慣や食生活なども質問されます。

医師からの質問にただ答えるだけではなく、こちらも分からないことや心配なことは遠慮なく質問し、「もう不安なことは何もない」という状態にしておきましょう。

2.治療

カウンセリングで納得いくまで話し合ったら、いよいよ治す段階に入っていきます。

詳しい治療法についてはあとで詳しく見ていきますが、カウンセリング直後にいきなり治療を始める病院は少なく、大抵は次の来院日を予約して終わることが多いようです。

3.アフターケア

アフターケアは、どんな処置をしたかによって日数や料金が大きく異なります。
しばらく通院が必要な場合もあれば一度の診察で終わることもありますし、料金も、無料なものもあれば別料金が定められているものまでさまざま。

アフターケアについては、カウンセリングの時点で話を聞いておくといいでしょう。

病院を選ぶ際、どうしても料金ばかりが気になってしまいますが、「カウンセリングが充実しているか」「どんな治療が受けられるのか」「技術のある医者はいるか」「アフターケアはしっかりしているか」なども、チェックポイントに入れるようにしましょう。

ワキガの病院の選び方

ワキガ 何科
「ワキガは、病院の何科を受診すればいいの?」

ワキガは、美容外科や形成外科、皮膚科などで診てもらえますが、どんな処置を受けるのかによって受診する病院も変わってきます。

<ワキガレベル:重>
→美容外科、形成外科など

<ワキガレベル:軽>
→皮膚科など

ワキガの程度が重く、手術などの大がかりな処置が必要な場合は美容外科や形成外科に、症状が軽く制汗剤など外用薬の処方で様子を見たい場合には皮膚科に行くのがいいでしょう。

皮膚科は敷居が低く行きやすいですが、規模が小さい病院だと手術などを行っていないこともあるため、注意が必要です。

ちなみに、自分のワキガレべルは自宅で簡単に診断できます。何科に行くか迷ったら、まずはセルフチェックで診断してみましょう。

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ワキガレベルが重く手術など大きな処置を受ける場合、チェックしなければいけないのが医師の技術や経験値。病院選びは、言い換えれば「医師選び」。医師の腕はとても重要です。

……とは言っても、医師の技術や経験なんて、こちらで判断するのは難しいですよね。
そんなときは、病院のホームページなどを調べてみましょう。多くの病院は、医師の経歴・経験を公開しています。

患者様の側から「医師の技術力」を見抜くのは、難しいことかもしれません。ですが、その医師の経歴を調べることである程度、推し量ることはできます。カウンセリングの場では、これまでに扱ってきた症例数や得意な手術などをたずねてみるのも良いでしょう。遠慮することはありません。

引用:北村義洋『汗とニオイはこうして治す!』(レヴィ出版,2011)p.163

診察の前に行われるカウンセリングで、今までにどのくらいワキガを治してきたのか聞いてみてもOK。遠慮なくどんどん質問し、医者があまりワキガに詳しくないようだったら病院を変えるというのもひとつの選択肢です。

ワキガ診断も病院で

ワキガ 皮膚科
先ほど自分でできるワキガ診断について紹介しましたが、実は病院でもワキガ診断が行われます。

ワキガは、「そんなに臭わないのに本人が気にしすぎている」という神経症の一面も。自分では重度のワキガだと思っていても他人からしたら「軽く臭う程度」ということが多々あるため、医師による診断も必要になってくるんです。

実際にはワキガ体質ではないのに、ワキガだと思い込み、そのことで悩み苦しむ人のことをワキガ・ノイローゼと呼びます。(中略)通常の汗がこもったニオイを、ワキガと思い込んでいることが多いのです。

引用:五味常明『体臭恐怖』(ハート出版,2006)p.103

ワキガ・ノイローゼの場合、医者から「ワキガではないですよ」と診断されても、本人は自分をワキガだと思っているのでなかなか診断結果に納得できないことがあります。

そんなときに有効なのが試験切開という方法。脇の皮膚を少しだけ切り、ワキガの原因が存在していないことを確認してみるんです。

ワキガは、脇の下にある「アポクリン腺」という汗腺の活動が主な原因で、ワキガ体質の人はアポクリン腺の量が多いという特徴があります。試験切開によってアポクリン腺が存在しないことを自分で確認すれば、「私はワキガじゃない」と納得でき、必要以上に悩むことも次第に減っていきます。

病院で受けられるワキガ治療・料金

皮膚科 ワキガ
ワキガレベルの診断を受けたら、どんな方法で処置していくのかを医師と相談しながら決めていきます。
病院で行われる処置はいくつかありますが、今回は代表的なものを3つ見ていきましょう。

<手術>

脇の下の皮膚を切り、アポクリン腺を摘出する方法。
最近は入院をせず日帰り可能な病院も増えてきていますが、当日は安静にしている必要があるため仕事や運動はしないようにしましょう。

■通院期間や費用の目安
・術後、数回の通院が必要
・保険適用になるケースが多い
・両脇5万円程度(保険適用になった場合)

<ミラドライ>

マイクロウェーブという電磁波を脇にあて、汗腺を破壊する方法。「切らずにできるワキガ治療」として知られていて、傷跡も残らず、日帰りで施術が終わる病院がほとんどです。
ただし、人によっては1週間ほど腫れぼったさを感じることも。

■通院期間や費用の目安
・施術後、数回の通院が必要(病院によっては必要なし)
・費用は保険適用外
・両脇30~40万円程度

<ボトックス注入>

手汗など、脇以外の多汗症にも用いられる方法。手軽に済むというメリットがある一方、「効果が3~6ヶ月で切れてしまう」「臭いよりも汗を抑えるほうに重点を置いている」などの特徴もあるため、中~軽度のワキガの人向け。

■通院期間や費用の目安
・効果が切れたら再度受診する必要あり
・保険適用になるケースが多い
・両脇5~10万円程度(保険適用になった場合)

どの方法を採用するかは、ワキガの重さと本人の意思を総合的に判断して決めていきます。例え重度のワキガでも、本人が「多少ニオイが抑えられればいい」というくらいの意識なら、病院のほうから無理やり手術を勧めることはありません。

どの方法で治すにせよ、大事なのは事前のカウンセリング。自分がワキガにどのくらい悩まされているのかを医師にしっかりと話し、納得のできる方法で治していきましょう。

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親身になってくれる医者を見つけよう

ワキガ 診断 病院
ワキガを治すための病院選びのポイントや、病院で受けられる治療法について見てきました。

●ワキガは、美容外科、形成外科、皮膚科などで診てもらえる
●治療法は、手術、ミラドライ、ボトックス注入法など
●病院を決めるときは、ホームページなどで医師の経歴をチェック

繰り返しになりますが、大事なのは医者選び。ただ単にワキガが治ればいいというわけではなく、例えば手術なら、「できるだけ傷跡を残したくない」などの要望はあって当然です。

そのような、患者本人の生活そのものを親身になって受け止めてくれる医師がいないと、いくら病院の設備が整っていても台無しですよね。

医師の経歴や人柄を見分けるチャンスは、最初に行われるカウンセリングのとき。病院でのカウンセリングは遠慮なく質問し、不安や後悔のない治療を受けましょう。

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執筆ライター

執筆ライター:美香

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